「いっしょに
神経難病看護を」
神経内科単科の
病院だからこその
学びや、
やりがいがあります。

PHILOSOPHY

環境

ENVIRONMENT

神経難病の患者さんは、長期にわたり外来通院し、繰り返し入院をする方も多くおられます。看護師は、看護の基本となる生活の視点をしっかり持って支援しています。そして、急性期、回復期、慢性期、終末期などの経過を、あたりまえに一緒に過ごします。勤務にローテーションがあったり、入院期間が短く制限されている医療機関ではなかなかできない経験です。
また、神経内科単科の病院だからこそできる最新の治療に対する看護もあります。神経難病看護の経験が蓄積される環境がここにあります。 

理念・基本姿勢

PHILOSOPHY/BASIC STANCE

看護部理念

主に神経難病看護に携わる私たちは、医学の進歩が今はまだ医療現場に効力として届かず完治することが困難な状況の患者さんと共にあること、患者さんの生きる日々が意味ある体験となるよう手を差し伸べること、根治療法が確立するそのときに患者さんが心身ともに最善の状態でいられるよう準備することを使命とし、人として看護職として自覚を持ち続けることが、心得と考えています。 
そして、患者自身が持っている力、それは日常生活の自立に関わる能力のみならず、優しさや深い愛情など「人となり」のすばらしさも、最大限に発揮・表現されるような看護提供が大切と考えます。 
私達は、誠意と責任を持って看護の実践に努力していきます。患者さん・ご家族の皆様の人権を尊重し、豊かで充実した日々が送れるよう「添い続け、共に歩む」看護を目指します。

基本姿勢

  • 患者さんの個々のニーズに基づいて援助する
  • 患者さんとの信頼関係を大切にし、心のこもった看護を提供する
  • よりよい看護を提供するために、積極的に学習する
  • 患者さんと共に歩んだ実践を大切にする
  • 社会・組織のチームの一員としての役割がわかり、協働できる
  • 相手の立場を尊重し、思いやりのある態度がとれる

病棟看護

WARD NURSING

看護体制

プライマリーナーシングとチームナーシングを組み合わせた看護方式で看護ケアを提供しています。 
プライマリーナース(一人の患者さんに対し、一人の受けもち看護師)が、入院から退院まで責任をもって、看護展開し、患者さんの病気と病気を持ちながらの生活に寄り添った看護ケアを提供しています。神経難病の特性である繰り返しの入院を必要とする患者さんに対しても、継続的で個別性の高いケアを提供することを大切にしています。患者さんにとって「自分のことをわかってくれる看護師」の存在が安心感に、看護師にとってもやりがいに繫がります。 
チームメンバーは、患者さんの情報を全員で共有します。プライマリーナースの不在時や、プライマリーナースが受け持ち患者さんの看護ケアについて悩むことがあれば、チームリーダーが中心となりサポート、カンファレンスも実施しています。 
プライマリーナースは、自分で考えた看護を実践することができ、さらに他の看護師の考えや意見を聴くことで成長することができます。 

療養環境の調整
「安心した生活を送れるように」

繰り返しの入院の目的の一つに、療養環境の調整があります。
希望する自宅での生活を継続するため、「家での転倒を繰り返している」「入浴・排泄の動作が不自由になった」などの問題を、入院中に受け持ち看護師が自宅退院に向けて、調整します。リハビリ、ソーシャルワーカーとともに、ご自宅に訪問(退院前訪問)し、環境を評価する場合もあります。また、胃ろうの造設や痰の吸引を開始した場合には、退院後にご自宅に訪問し、指導したことが適切に行われているかの確認(退院後訪問)をすることもあります。
病状が進んだとしても、できることを探しながら、一緒に考えます。

業務形態

2交代勤務

日勤:8:30~17:30(休憩60分)
夜勤:17:00~9:00(休憩180分)

日勤の基本的流れ

8:30

出勤 その日受け持つ患者さんの情報収集

9:00

ラウンド(検温・処置など患者さんにあわせた看護ケアを行います)

処置内容として、点滴、PEGからの栄養、CVポート管理、尿カテーテル管理、喀痰吸引、腰椎穿刺、神経内科特有の最新治療などがあります。

11:30

昼食(交代で昼休憩)

13:30

カンファレンス(看護計画の検討や退院後の生活などをチームで共有します)

14:00

ラウンド(患者さんにあわせた看護ケアを行います)

退院後の生活について、じっくり話し、準備をします。デバイスや、カテーテル管理などの指導、在宅生活に備えリハビリスタッフやMSWとご自宅にうかがう退院前訪問、地域サービスとの連携なども行います。

17:15

夕食

17:30

夜勤者へバトンタッチ

処置内容として、点滴、PEGからの栄養、CVポート管理、尿カテーテル管理、喀痰吸引、腰椎穿刺、神経内科特有の最新治療などがあります。

退院後の生活について、じっくり話し、準備をします。デバイスや、カテーテル管理などの指導、在宅生活に備えリハビリスタッフやMSWとご自宅にうかがう退院前訪問、地域サービスとの連携なども行います。

外来看護(看護外来)

OUTPATIENT NURSING

2010年、日本看護協会から出された「外来看護の定義」には、「疾患を持ちながら地域で療養・社会生活を営む患者やその家族に対し、安全で・安心・信頼される診療が行われるように、また、生活が円滑に送れるように調整を図りながら看護職が診療の補助や療養上の世話を提供することをいう」とあります。 しかし、外来においては、診療の補助業務が優先される傾向にあり、患者・家族の皆さまの生活上の不安や不都合への対応は、待ち時間や処置中などのすき間時間にしか提供されない状況にありました。そこで、2017年10月、神経難病患者を対象として日本難病看護学会認定の難病看護師による看護外来を開設しました。 
日本看護協会は、「看護外来の定義」を、「疾病をもちながら地域で療養・社会生活を営む患者やその家族等に対し、生活が円滑に送れるように、個々の患者やその家族等に応じた特定の専門領域においての診療の補助や療養上の世話を提供する場の外来をいう。看護外来では一定の時間と場所を確保し、生活にともなう症状の改善や自己管理の支援等を医師や他職種と連携して看護職が主導して行う。」としています。これに準じ、個室において一定時間、患者・家族の皆さまの状況に応じた看護ケアを提供しています。 
看護外来は、医師と患者家族との橋渡しとして調整的役割を果たしたり、その他、リハビリ、社会福祉士、栄養士、薬剤師、事務職員といった他の職種、さらに病棟や地域連携課といった組織とも横断的に情報の共有を図り、チームで在宅療養支援を行っています。 

教育・研修体制

EDUCATION/TRAINING SYSTEM

看護部の教育体制

看護部は、『看護職の倫理綱領』に基づき、看護師自ら、常に専門職業人として研鑽に励み、能力の維持・開発に努めるとともに、先人の知の業績を伝達することで、共に成長することを基本として、教育理念・方針を定めています。

教育理念

専門性の高い自立した看護職を育成する
人生の段階で起こる様々な出来事のなかで、神経難病という病気、それによる障害などから生じる変化により、したいことをあきらめたり、できていたことができなくなったり、そのことで心身のバランスが崩れることがあります。患者さんとご家族が、看護を必要としたときに、いつ、どんな時でも、専門性の高い看護を提供できる体制を整えていくことをめざします。

教育方針

1.神経難病疾患の理解と、患者個々の生活環境の変化をふまえた上で、身体的・心理的・社会的側面から看護判断し療養生活を支援できる看護師を育成する。
2.院内のみならず地域の在宅医療等に関わる多職種と協働し、チーム医療を実践できる看護師を育成する。
※2023年より、教育システム全般を構築し、運用を開始しました。

セレス版クリニカルラダー

できていること、できないことを明らかにし、個人の目標設定のためのツールとしています

ラダーのレベルによる事例検討会

学会・院外研修参加

参加に対する助成制度があります

e-Learning

各自の学習の他、院内研修で活用しています。ひとりひとりにアカウントがあり、いつでもどこでも好きな時間に学ぶ環境があります。

新入職員研修プログラム

新入職員が心身ともに安定した状態で職場環境に適応できるように一人一人に合わせた教育体制をとっています
 神経難病患者さんの看護を見て学ぶことができるようにプリセプター制度があります。看護技術評価表を用いて、排せつ、食事、清潔などのADL、注射、栄養(胃ろう・CVポート)管理、カテーテル管理、呼吸管理(吸引・人工呼吸器)、創傷処置や、神経内科特有の治療(IVIG・ボトックス・デバイス補助)や検査の介助、また退院支援もしっかり獲得できるようにサポートします

看護部教育プログラム

各疾患の理解と看護、障害の理解・社会資源についてなどを、当院の医師・難病看護師・MSW・リハビリなどが講師となる、当院独自の教育プログラムです。

難病看護師認定資格取得サポート

日本難病看護学会認定・難病看護師の資格を取得するためのサポートをします

難病看護師とは

難病看護師とは、所定の課程を修了し、難病看護の専門的知識を有して、難病患者さんへの直接的ケアと、患者さんのご家族へ長期に安全な療養環境を提供する看護師です。保健医療福祉の支援ネットワークの核となり患者さんのご家族への医療サービス提供に包括性と連続性を持たせることができます。
難病看護に関する幅広い知識と療養生活支援技術を有していると認められた者をいいます。

日本難病看護師学会

資格取得者には特別手当の支給や、資格更新に必要な活動ポイント取得のための学会費助成制度があります。また、学会発表などの際は経験のある職員のサポートを得ることもできます。

採用情報

RECRUITMENT INFORMATION

看護師

掲載日:2025年5月27日
業務内容 看護業務
契約期間 期間の定めなし
試用期間 試用期間あり(6ヶ月)
就業場所 さっぽろ神経内科病院
就業時間 日勤:08時30分~17時30分(休憩60分)
夜勤:17時00分~09時00分(休憩180分)
休憩時間 1時間
休日 4週8休制 有給休暇 慶弔休暇 出産・育児休暇
※1ヶ月をとおして週40時間で調節
年間休日:123日
賃金 詳細は面談時に提示
加入保険 健康保険、雇用保険、労災保険、厚生年金
募集者 医療法人セレス さっぽろ神経内科病院 
雇用形態 常勤
必要な経験 神経内科の経験が無くても大丈夫です
その他 現在、募集は行っておりませんが、興味のある方は”直接”ご連絡ください。